読書感想: 「堪忍箱」 宮部みゆき 著

 短編集です。

 ベストセラー作家 、宮部みゆきの魅力に、あえて、あえて、難点をあげるとしたら、面白すぎて寝不足になり、仕事に差し支える。だから、連休など読める時が限定される。

 この短編集があるんです。

 読み応えあります。例えば、唯一自由になれる時間が、小一時間の電車の中だけのあなた。人間関係最悪の職場から、リフレッシュして、家族に向きあいたいあなた、時代物大好きだけど睡眠不足にはなりたくないあなた、お勧めします。

 個人的には、「お墓の下まで」、深いですね。藪の中手法です。

 最後に「砂村新田」を持ってきた所で、この短編集の価値が、ぐっと上がります。おどろおどろした世界の最後に持ってくるところ、さすがです。

 活字中毒だけど、寝不足になりたくない方にお勧めします。

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堪忍箱 (新潮文庫)

堪忍箱 (新潮文庫)

 

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