私見: 親目線、反対、ただ、うざいのか。不運続きの歌姫を心から悼む。

他人から見たら、同じような器量。

優れた才能。

二人の娘、両方とも、忙しいだろうに、なぜか恋愛が切れ目なく続く。

 

 片方は、古い男尊女卑の感覚で、仕事をやめろと言われ、仕事を取った。ぶったまげの「生まれ変わったら、もう一度結婚したい」と一方的に国民的大スターをふった。

 突然の変貌に、マスコミや週刊誌から総叩きを受けたが、無事、仕事をさせてくれる男性と結婚し、子供に恵まれた。その後、離婚。そして、すぐ再婚。しばらくアメリカでは少し、危ない軽薄なおしゃべり男にはまり、情報を売られ、また、国民に恥をさられた。それでも、奇跡の復活。そして、知らぬまにまた再再婚して幸せそうだった。

 

 昔、某スピリチュアル系の番組で、言われていたことを思い出す。

「お父様が必死に守ってきた。あなたは反発していただろうが、本当に愛情からあなたを守ってきた。」

 今になって、思えば、激しい競争社会を生き抜き、そして、三度も結婚まで、正規にできている。すべて、日本で、家族に見守られ、危ない男や、子供ができたと知ったとたん、

「〇んじゃえ~~ば~~。」

 と、無責任に捨てるような、ひどい男につかまらなかった運のおかげだ。

 影に親身になって必死に守ってくれた親族が近くにいたからこそ、あれだけ、叩かれ続けてもなお、何とか、無事、幸せに過ごせていたのだろうか。

 

 最近は、自由恋愛だ。親が何を言おうと、本人が選んだ人となら、何だってできる。反対しても、自分が選んだ人と結婚し、なぜか離婚。親と音信普通になり、すぐ、また同棲。別離後、すぐ、また、違う男性に自分から惚れてしまった。

 二人とも、恋愛体質に変わりもないし、変わり身の早さも変わりない。

 それなのに、それなのに、自由に生きてきたのに。

 「〇んじゃえ~~ば~~。」 と、無責任男に言われるがまま、低気圧の暴風の中、高層ビルの気圧に負けてしまったに違いない。残念で、無念やるかたない、取返しのつかない決断をしてしまった。

 噂が本当なら、今の時代、お金に困らないなら、一人でお腹の子を産み育てても、絶対、応援してくれる人々は、悪口を言う人と同じ位にはいた。

 ただ、苦労はするだろう。自分よりも苦労するだろうと、不憫に思ったのか。自分が壮絶ないじめにあったらしいから、同じ経験させたくなかったのか。

 

 同じような性格、顔立ち、嫌、娘の方が美人だった。

 そしてありあまる才能。

 順調に成熟していけば、親を超える名声、大女優になれるかもと期待されていた。

 

 違いは、親が事前に親目線で、

「この男は、信用ならない」

 親身に反対して、喧嘩してでも止めてくれる、親がそばにいなかった。

 同居していれば、遅く帰ってくる子を待ち、顔色を見て、温かい食事、夜具、お世話になった方への手土産の手配、親は子が見えてない所で、子供の幸せのために心をくだいている。頼まれなくても、うざいと言われても、面倒見たくなる。結婚前に同棲なんて、親の目が黒いうちは許さない、そういう家族がいた。

 

親の方が出世し(すぎ)て、自分の仕事で時間がなかった。違う家庭にも恵まれた。

今の時代、親のいう事なんて、子も聞かないで家を出て、寄り付きもしなかった。

 

 そして、不幸の上に、不運が重なり続けて、嵐の夜に判断を間違えてしまった。

 こんな女の不運のすべてを、わずか30代ですべて経験してしまったような透き通るような歌声の歌姫が、今は、本当に、不憫でならない。

 心からの哀悼と、どうか、安寧に眠られる事を祈る事しかできない

  

 

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