小説: わんぐっどてぃんぐ 第二部 帰郷編

わんぐっどていんぐ 第二部 帰郷編 

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わんぐっどていんぐ: 第二部 帰郷編

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 第二部 帰郷編 あらすじ

 「権太さん、傷のある女は醜いですか」権太は花に涙を見られなくて背を向けた。

 「醜いのは、その花様の心です」火傷を負った花は蔵から出てこようとしない。
 「ただ私が地主の娘だから、こんな体では子を産む道具。知らない男の慰み物にはなりたくありません」


 「絶対になりません」母親の佐和は、地主の娘、花と、小作人の親なし子、権太が結ばれるなどあってはならないと、二人を遠ざけようとします。
 「花が太陽にあたらなければ、しおれて枯れてしまう」女中の房は、蔵にこもって出てこない花お嬢様の幸せを願い奔走します。

 女は三界に家なし。親の決めた家に嫁ぎ、子を産み嫁としての務めを果たす。女に何をする自由や権利など与えられてはいない。佐和はため息でやるせない思いを流すしかなかった。

 敗戦後、凶作が二年続き、生き残った人々は飢餓に苦しみ、みなし子を助ける事もできず、家をなくした女達はその日食いつなぐために夜道に立つ。GHQの支配により日本は根底から変化していきます。

 戦地で兄の洋二郎様を介錯せざる得なかった小作人の子、権太と、空襲で大怪我を負った地主の娘、花は互いの手を取り生きる事ができるのでしょうか。

  「花、俺の手をつかむんだ。花、手を伸ばせ」

 

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