新型コロナウイルス協奏曲が続く。血栓ができると報じられ、ヨーロッパではアストラゼネカワクチンを使わない国が幾つかあるが、逆に、供給が遅れていると訴える国もでてきた。副作用が強いとプロパガンダし恐怖を与え、遅れていると損害賠償され、、、 フランスとイギリスが百年戦争を続けたのはいつのことか。アメリカドイツが共同開発したワクチンと、イギリス主体のワクチン。
社会学で習ったばかりの、プロパガンダ、胡散臭いと感じるのは私だけか。
医学論文によると血栓は、mRNAワクチンでも起きている。起きているが、それが通常の脳血栓など、ワクチンを打たなくても数字上起こりえる範囲内で起きている。しかしアストラゼネカのウイルスベクターワクチンだと通常あまり起こらない血栓だし、第一、ヘパリン誘導のため、治療法が対処療法しかわかっていない。接種する人の拒否反応も無理もない。
アストラゼネカワクチンはすでに１６０億円分買ってしまっているので、どうするか。１００万人に４人発症した脳洞静脈血栓症（VITT）、危険を承知で在庫を消費するしかないだろう。コロナに感染してしまえば死ぬ確率の方が、感染が広がるとはるかに高いのだ。1億2600万人の国民のうち、最悪280人の犠牲がでたとしても、それでもコロナが蔓延してしまった際の死者数には、はるかに及ばない。
IOC会長は、どうしたって、「寛大な日本人」の努力でオリンピックをこの夏日本で行いたい。日本は、盛大な「世界中からの変異株のカクテル」パーティー会場になる。
ワクチン接種がすすめば、経済活動もまた再開できる。なんといっても、日本の青年期以降の男性の死因は、不自然な死因が２位を占める、男性にとても厳しい国なのだ。働かなければ食っていけない。
あなたが政治家ならどうする？１６０億円捨てるか？
私が推測するにおそらく、健常な成人男子から少しづつ様子を見ながら打っていくことになる。トリアージュの概念からすると、おそらく、社会インフラを支えるエッセンシャルワーカの方々や、オリンピックで選手村を運営する方々、そして感染が拡大している地域の方々には、男女を問わず優先的に打っていただく事になるのではないだろうか。
歌人の与謝野晶子は、国民が戦争というプロパガンダにあおられ、成人男子が兵役につくのが当たり前の時代に、「君死にたまふことなかれ」を歌いあげた。お国のために死ぬなと歌った。あの時も、今も、肝心かなめの政治家は、本当に頼りない。
私に弟がいて、ワクチンを優先的に打たねばならない立場にいたら、とても不安だ。どうか、冷静に医学的論文のダイジェストなどを検索して、自分で選択していただきたい。現状、どちらを打つにしても、感染リスクと副作用の間で、最善の道を選ぶしかないのだ。
不安な方は、イギリスの社会ニュースを常に見ることだ。今、インド型変異株が入ってきて、ワクチン接種が進んだ社会がどうなるのかを注視している。
以下のサイトを見つけました。現状で言えば、すでに感染が広がっている、北海道、大阪、兵庫はワクチンを受けるリスクより、実際の１００万人あたりの死亡者数の方が何倍も多くなっている。ワクチンを受けないリスクの方がすでに高い。変異株の感染力が強くなっている。
東京など首都圏は今はまだ同じ位だ。仮に自宅で仕事ができる上場会社など恵まれた立場の方ならまだ悩む余裕がある。満員電車に乗らざる得ない方は、これからさらに変異株の感染率が上がっている事や、さらには夏、もしかしたら、未曽有の「変異株カクテル」パーティーの歴史的実験場所になりうる可能性も考えなければならない。地方の方々も、東京で感染が進めば、それは日本中に秋までにひろがる。
IOC会長の発言を聞いていると、ヨーロッパはやはり有色人種を奴隷にしてを財を蓄えた国なのだ。私たち、小さな黄色い顔した人間の生き死になど全く考慮していない。
仮に、仮に、政府が評判の悪いワクチンを働き盛りやエッセンシャルワーカの方々に割り振ったとしても、私たちはリスクを熟慮し、最善の道を選ばなければならない。第一、mRNAだって、まだ治験が十分に行われていないのだから。
仮に、７月中旬までに１回でも接種できていれば、多少は中和抗体ができてくる。タイムラインを考えたら、嫌だとか選べる状況にいられない。
間違っても、この夏の「変異株カクテル」パーティーのさなかに、噂を妄信してむやみに無防備なままに満員電車に乗らなくても良いチャンスを、ワクチンを打てるチャンスにありつけたなら、自ら放棄しない事だ。
とても厳しい言い方をする。時間的、物理的、人的、そして免疫学的に、６５歳以下の方に選択のチャンスは限られてくるだろう。
冷静に熟慮して、自分で決める。それができない人は必至でマスクと外出を控える。
私なら、現状、少しでも生き残れるチャンスをつかむ。
「君死にたまふことなかれ」
↓ 小説書いてます。ご一読いただければ幸いです。
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