読書感想: 「ばんば憑き」 宮部みゆき 著

   江戸時代を描いているのですが、昨日ニュースで聞いた胸が痛くなるような題材を描いています。だから、余計に哀切がぐっとこみ上げてきます。時代物でありながら、現代を描いてる。日本人の時代物好きにはたまりません。

  とまらない、小説エンターテイメント界のかっぱえびせん。特にこの短編集は、良品ぞろいです。

 個人的には、「お文の影」泣けました。可哀そうです。でも、何もしてあげれないですね。皆、自分の生活で手一杯だもん。残酷な話ですが、ささやかな庶民の優しさが救いです。

 「ばんば憑き」小説の本筋とは関係ないのですが、この作家さん、本当は愛欲どろどろ、書けるけど書かないのだろうな。今時の女性で、こういう女性いるだろうなと、女性の醜さ描いてます。それを読んだ夫側の意見?男性の正直な感想聞きたいです。

 コロナなど免疫力向上が必須の折、睡眠不足は大敵です。故に、連休など睡眠時間確保可能な折のみ、推奨いたします。

ばんば憑き     

ばんば憑き    

 

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