私見: 張り詰めたら、突然切れる。

ー---後日 2023/6/27--

残念ではありますが、逮捕されてしまいました。本人の精神状態が心配です。あまり思いつめることなく、どうか、今を忍んで無事にお勤めしていただきたいと願うばかりでございます。なんという、もったいない事です。-----  

 

そう言えば、ここ数年、主役級の芸能人が突然、びっくりする事件が増えてきた。

 ミュージカルで新鮮な、キャラクターでダンスはキレッキレ。どれほど、練習し続けたのだろうか。背も高く足も長い、顔もきれいで、これからがどれだけ活躍するだろうかと楽しみだと思っていた矢先。

 ミュージカルで、天使のような歌声。辛い寂しい幼少期も皆知っているのに、健気に努力して主役の座をつかんだ。マイフェアレディーのイライザに抜擢されて、これからが、本当に楽しみだと思っていた。まさかのクリスマスの北海道の事故。今でも、アメリカの女優さんの歌声よりも、地声が素直で天性の美声と耳に心地よい。彼女の歌の方が、発声もあの鈴がころがるような美声も、私には天使の歌声のように聞こえる。今でも、聞いていると胸が痛くなってしまい、最後まで聞けない位、残念で仕方ない。

 そして、今度は、今度は、歌舞伎のあの方の、ご家族でのご不幸。責任感の強いお方であったらしい。ある一部の性癖が過ぎて、それで週刊誌にリークされたのが引き金だったらしい。

 大体、ゴムでも針金でも、引っ張るだけ、引っ張り続けたら、その重みに負けて、突然、切れる。

 

 昔と違って、支える裏方も権利だの人権だの、支えてくれる側も自己主張が強すぎて、すぐに不満を口にして、ハラスメントだの言いだすから、我慢しないで権利だけを声高に訴える人の意見が通りやすい。

 主役級の方々の、重責と、努力と、そして、生物としての体力的限界と、精神力の限界は、傍からでは判断がつかない。過ぎた言動は、権力を手にした人間の浅はかさによる。一緒に寝ようは、同意があったのか、無理強いだったのか。。。必死に働いて、仕事を得て、給料を出す。同じ釜の飯を食っている仲間からの裏切りに、踏ん張り続けた糸が切れたか。

 

 「生まれ変わって、、、」

 

 幸い、命はある。ご両親の思いを無駄にしないで、生きて欲しい。

 

 これからだ。もう、今までのように主役にはなれないかもしれない。それでも、歌舞伎界屈指の知性、高校時代は、常に10番以内に入り慶応大学を卒業した。いとこも別の事件で、表には立てないが、東大を卒業している。

 大体、頭の回転が早すぎる人は、同じ事を2度、3度言わされるだけで、頭に怒りの血が上る。年を取ってくると、怒りが抑えられなくなる。

 どろどろした伝統芸能の世界に、期せずして、学力たかい血族が出る一門だ。

 

 突然の事件に、19歳の跡継ぎが担ぎだされた。あまりに早すぎる主役の誕生だ。

 どうか、どうか、周りの方々は、若い才能ある、そしてこの少子化で貴重な若者が、二度と、ぷちんと切れないように、頑張り過ぎないよう、芸能の世界で生き残れるように支えていただきたい。古すぎる体質も、どんどん、改善していただきたい。

 

 素晴らしいご活躍だと、傍から見れば羨ましいような方々の、突然のご不幸に、胸がつぶれるような日々だったが、新しい19歳の出現に光を見るように救われている。これからが楽しみでいろいろ夢想する。光の源氏は、友達の染五郎の方が当たり役だろうか。

 うん、多分、市川猿之助一門ともなれば、やはり、ルフィとか、新作歌舞伎になるのでしょうか。オズワーグの冒険談を下地に若い青年が成長していく物語で、ビュンビュン飛ぶのも良い。そういえば、あの子も家族がいなくて敵が自分の血族ではないかと、家族の不始末で苦しむ事になった。ぴったりじゃないか。青山大学芸術学部だから、当然、西洋物への理解の下地はできるでしょう。ついでに、カマキリの被り物で、お父様もさりげなく舞台に立ち、そしてまた、現役復帰させれば良い。そういえば、ヴォルデモア役も空を飛ぶ。復帰作で仮面をかぶせれば、後見役だって生きがいが見つかるだろう。

 とにかく、生きてくれ。

 

 

 コンプライアンスの研修による旧弊の改善と、さらには、主役級の方が突然、切れてしまうような事にならないよう、事務所の管理体制も見直してほしい。芸術は10年、20年研鑽後に華咲く、それは、真冬に球根を植えて、わずか7日程で散ってしまう命短い美を愛でるような事だと思うからだ。 

hochi.news

 

 

 

 

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