読書感想:「ペスト」カミュ 著

  NHK 100分de名著 「ペスト」カミュ の再放送を見ることができました。

 「番組では、カミュが描き出そうした、人間にとって不可避な「不条理」に光を当て、「ペスト」という作品を通して、人間は「不条理」とどう向き合い、生きていけばよいのかを読み解いていく」

 今なら、まだ冷静に読むことができるかもしれません。もしも読みたい方は、絶望に慣れざる得ない状況が来る前に、今のうちに読まれた方が良いかと思います。もう、異常事態に慣れてしまったら、この作品の意味が取れなくなりそうです。ニューヨークやイタリアの惨状をニュースで聞く限り、そう遠くない将来日本も、あり得るかと怖くなります。 

 別のニュースでは、本屋で急に売れ、お一人一冊までと断り書きがあったそうですが、東京近郊の本屋はすでに休店、図書館も5月6日まで閉館です。活字中毒の方は、Amazon, Kindle等になります。毎日新型コロナ感染者数が増え続ける今、届くまでには、日本がどうなっているかと思うと怖くなります。

 「人間は、私たちを打ちのめし続ける「不条理」とどう向き合えばよいのかを探っていく」

  どうか、一日も早く、ワクチンか治療方法が確立されますように。もう、新薬製造でなくて、既存薬で、上手に治療するって、アメリカのCDCが発表してくれたら良いのに。(WHOはその翌日、発表するだろうから。。。)

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 NHKの100分de名著

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