私見: 昔のいじめられた頃の夢が続いた

  外資に20年以上務めた。いつの間にかMBAは当たり前の超エリート上司がU.S.から赴任してくると、社員をリストラし利益を上げるのが恒例になった。社員は完全に物だった。人事のマニュアルに載せられた罵詈雑言は恒例行事となった。

 能力がない

 お前はあきらかに劣る。

 仕事を一切与えず、業績をあげさせない。明らかな能力以外の仕事しか与えず、査定をさげ、リストラ対象に固定し攻撃を続ける。人格否定は日常となる。最後に3か月ごとの即日解雇まで会社は利益追求をし続け、社員をやめさせていた。

 人生で一番辛かったのは、隣の部門の20代の男女が、半年ほど他の作業に行かされ部に戻ってみると、うつになっていたことだった。色白の言葉少なく、いじめられても、じっと下を向き、トイレで泣いていた。その20代の女の子が、戻ってみると、表情が全くない。話かけると、全く、とんちんかんな返事を短く一言、二言。彼女はご両親が会社と交渉し、長期休暇を取った。もう一人は、これ以上壊れる前にと周りの説得に早期退職を受け入れたようだった。

 社内の人間関係は全く希薄になる。9時に行き、5時に帰る。他人の悪口を言いまくる者。他人を貶め傷つけあうのが日常の同僚。もがき、苦しみ、傷ついた。私はただ給料のためだけにそこにいて、人間としての感情を感じないようにしていた。

  私も早期退職を受け入れ、今は、全く自由の身になった。お金はなくなったが、服にも頓着せずにいれば、派遣でも食べていけた。暇になれば京都に二週間も滞在できた。さほど苦しいとも思わずに、あれから8年たっていた。今が一番人生でおだやかな日々かと思っていた。

 最近腹がたった事と言えば、アメリカ大統領の不正選挙疑惑くらいだった。

 

 ここ2,3日、意地悪な査定をする上司と二人きりで小さな会議室で、いじめられている夢を見た。私は、あの頃の気持ちのまま、こんな時間も給料のうちと、頭の中で般若心経を唱え、お滝を浴びる修行と心得る。胸がちくちく痛む。自分に言い聞かせる。

 心頭を滅却すれば火もまた涼し

 金のためだけの時間。給料は我慢料だ。

 

 退職してからは清々したと、あまりあの頃の事を考えないようにしてきた。

 それが、この2,3日続けて、明け方にあの頃の夢を見て目が覚める。何とも、疲れている。どうした事か。

 私は、たまに予知夢に近いような、曖昧模糊とした夢を見るので、夢に関しては、無意識からの大事なメッセージと考えている。そこでインタ―ネットを調べると、これがそういう事かと思えた。

 

>> 以下 抜粋 >>

3. 過去にいじめられていた夢を見る
主に学生時代だと思いますが、昔いじめられていた頃の夢を見る。この夢はまさに、始めに取り上げたトラウマを連想させる内容と言えるでしょう。夢分析においても、過去にいじめられていた頃の夢は、過去のトラウマをあなたがまだ克服出来ていない証と解釈されます。

ですが、この夢の解釈には続きがあり、あなたが過去のいじめと言う辛さを乗り越え、浄化しようとしている気持ちの現れとされています。

すなわち、吉夢と判断して良いでしょう。 あなたの気持ちや意思は前を向いて心地よい方向へと進んでいます。

spicomi.net

 

 どういう事だろうかと考えると、ここ数週間、私はトランプ元大統領の選挙で、1月6日のジョージア州の集計ビデオを見ていた。そこで集計率96%から、次の瞬間95%に下がり、共和党候補者の投票数から2.8万票落ち、民主党候補者の数字は順当に伸び続ける画面を見て、ソフト集計による不正を確信した。

 以来、バイデンさんの顔は、人事のマニュアル通りを読み上げる人でなしの上司の顔に見え、ナンシーペロシ―さんは、目があうと石にされるメデューサとあだなをつけられた宇宙人に人格を乗っ取られた事業部長に見え、ヒラリーさんは完全に毒薬の窯をかきまわす魔女に思えた。憎しみのかぎり、PC画面の超エリート集団に、心の中で怒りをぶつけていた。これが法の網目をすり抜けて、極悪非道を繰り返す、超エリートのやり口だ。

 お前らは、心の醜い、私利私欲に凝り固まった、既得権で暴利をむさぼる飢餓だ。

 地獄に落ちてしまえ~~~。

 

 檻の中かと思えるような就任式以降、バイデンさんはまるで悪事が露見する前にすべてをやらなければならないと決心したかのように、WHOに復帰し、マスクを100日間義務化した。

 私は内心、コロナ禍においては、良い施策じゃねえか、おやじとちょと見直していた。

 そして、昨日、医療保険を改善し、必要な人が適切な医療を受けられるようにとニュースを見た。オバマさんの時も結局、財源が足りないと金持ち連中の猛反発をくらい、実現できなかった医療保険制度だ。

 おやじ、なかなかやるじゃないか。弱い者のためになるふりをしてる。

 そして、ついに、私は心の中でつぶやいてしまったのだ。

 「許してあげる。」

 追記: 結局、医療保険制度を国民に入りやすくすると強制的感を匂わせながらも、同時にトランプさんが署名した医薬品を安くする大統領令をひっくり返したので、保険料は払わされるは、医薬品は高くなり治療受けれないわで、やっぱり、貧乏人には何の役にも立たない美辞麗句ちゃんでした。(2021/1/29)

 

 トランプさんは、ゆがんだ社会の根底で誘拐され牢獄に閉じ込められ人身売買された幼い子供たちを多く救出する捜査を奨励してくれた。おかげで数百人の子供たちが地下室から見つかった。巨大マフィアの組織と戦ってくれたのだ。

 バイデンさんは、コロナ禍の今、マスクを嫌がる国民にマスクを義務化し、今、医療保険制度の改善を呼びかけている。財源がない以上、設立するまでにはかなりの紆余曲折があるだろう。それでも、善行は善行である。

 「許してあげる。」

 この気持ちが、私の中で起きた時、本人でさえ忘れていた、心の奥の奥にヘドロのようにたまっていた怒りが表面に上がってきてしまったようだ。そんな怒りの感情が自分の中に、8年間も貯まりにたまっていたとは、私もかなり執念深い女なのだ。

 この執念深さが、私の人生を長く停滞させ、次のステージへと向かわせなかったのかなと、ちょっと思う。

 これから、私はもっと自由に、軽く、余生を生きるのだ。

 師匠は、高田純次さんか、所ジョージさんだ。

 

 嫌だった事を悪夢で見続ける時は、夢の度合いと体験の強弱にもよるので、素人判断はとても危険です。寝汗をかくようであれば、最近はメンタルクリニックもこじゃれて、入りやすくなっています。辛いようであれば、ためらわず相談してください。

 ただし、私のように無事生き残ってやったぜと、内心、良く耐え抜いたと思っていたようないじめでさえも、結構、魂の奥ではよどんでいるような経験もあるものです。

 多分、ここ数週間、他人には絶対言えないような罵詈雑言の限りをつぶやき続けたせいで、あの時の怒りがよみがえり、それが夢となり、今、自分の心のヘドロに気が付き、その感情を自分からゆっくり追い出すべき時だと気づいたのだと思います。

 個人的に、こんな時は、深いヨガ呼吸と、緑を眺めながらの散歩が有効と考えています。

 

 明日から、社会学入門の授業が始まりますので、今日は夢の話でした。コロナ、お互い気を付けていきましょう! また会いましょう!

 

 にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

  

 

↓ 小説書いてます。ご一読いただければ幸いです。

わんぐっどてぃんぐ: 第一部 戦中編 (恋愛小説 ファンタジー)

わんぐっどてぃんぐ: 第二部 帰郷編